キャンプの基礎知識

キャンプの道具 「ランタン」

「ランタン」というのはキャンプ場で使う電灯のことです。かわいい名前ですが、これは家庭での蛍光灯や白熱灯のようなものです。

キャンプ場では電気が通っていない場所もありますので、
その場合に備えて、燃料を燃やして明かりにするランタンが活躍します。ランタンはキャンプ用品の中でも一般的な道具です。

ランタンはたくさんのメーカーから種類もいろいろ販売されていて、メーカーによっていろんなランタンがあります。ランタンを探すだけでも楽しいので、まだ見たことがない方は検索するなりカタログを見るなりしてみてください。ランタン探しオススメです。

■燃料「マントル」

ランタンの燃料には何が使われているのかというと、「マントル」という化学繊維で出来ている袋のようなものです。 この袋を燃やして明かりに使います。このマントルが燃えると強い光を出します。

マントルの使用の際、一度「から焼き」を行う必要があります。
このから焼きをするとマントルが灰になるので、そこでランタンとして使うことが出来ます。

ここで気を付ける事としては、から焼きする前は取り扱いに特に気を付けなくても構わないのですが、一度から焼きを行ってからは、ほんの少しでも衝撃を与えてしまうとすぐに壊れてしまいます。
ですのでから焼きしてからの取り扱いには十分に注意しましょう。特に初心者の方はランタンの扱い、ましてやマントルの扱いがわからない場合もあるでしょうし、その取扱いに慣れていないことだと思いますので、予備の分も用意しておくと安心ですね。

壊れて破れてしまったマントルを使うと、異常燃焼の元となります。その場合ランタンの「ホヤ」を壊してしまうことになりますので、
マントルが壊れてしまった場合はそのまま使用せずに必ず新しい物に交換しましょう。

■ホヤ

「ホヤ」というのがでてきましたが、これはマントルも含んだランタンの燃えている部分を保護するための物で、
その素材にはガラスだったり金属のメッシュだったりします。

このホヤの部分は、点灯中はとても高温で熱いです。このホヤやランタンの上の部分はとてつもなく高温なので、そこに体が触れないように十分に注意して使うようにしましょう。また、ガラス製のホヤだと高温の時に水などをかけるとガラスが割れてしまうので、水に近づけないということも注意しておきましょう。高温でなければ問題はありません。

■ランタンの種類

ランタンの種類にはいろいろありますが、使う目的なんかで種類が分けられます。
大きく分けると上で紹介したような「燃焼系」のランタンと、どちらかと言えば安全な「電池式」のランタンに分けられます。
他にもいろいろな分けられ方もあります。
「メインランタン」と「テーブルランタン」などでも分けられますし、それとは別に「オールドランタン」といった昔のタイプのランタンを分けていたりしています。その種類によって形状が違っています。
そんな感じでいろいろな分けられ方がありますが、一般的には「燃料」で種類が分けられています。

■ランタンを選ぶ

ランタンにもいろいろあるのが分かったならいよいよランタンを選んでみましょう。泊りがけのキャンプならランタンは最低でも一つは必要になるかと思います。
別に懐中電灯があるから平気と考えている方もいるでしょうが、甘いですよ。懐中電灯はただ一箇所を照らすものですのでキャンプ場ではとても不便なのです。

ランタンはランタンを中心として周りをパァッと明るくしますので懐中電灯よりもこちらの方が断然便利だと思います。
また、どれか一つを選ぶのなら燃焼系のランタンよりは電池式のランタンが良いでしょう。
理由としては燃焼系のランタンは燃料が燃えて一酸化炭素が発生しますので、テントの中で使うと一酸化炭素中毒になってとても危険です。そのためテントの中でも安心して使用できる電池式のタイプのランタンがオススメなのです。

特に初心者の場合には燃焼系のランタンだとマントルなんかの扱いにも不慣れなことだと思いますので、一つだけ選ぶ場合なら電池式のランタンで決まりでしょう。
この電池式のランタンは蛍光灯やクリプトン球、LEDなど種類がいくつかあります。
それぞれ電池の寿命や明るさなどの違いもありますし、それによって値段も変わってきます。
また、白色光や電球色などの違いもありますので、そこは自分の好みで選んでいきましょう。

■メインランタンとテーブルランタン

燃料での分け方以外では、ランタンの大きさと明るさで分けられます。
周囲全体を明るく照らすタイプのランタンをメインランタンと呼ぶことが多く、明るさは約100W以上となっているようです。

他に150CP以上と表記できますが、これはキャンプにあまり詳しくないと知らない人が多いのでそれほど使われることないです。このCPというのはキャンドルパワーの略になっていて、ろうそく1本分の明るさが1CPとなっています。つまり150CP以上からメインランタンとするということは、ろうそく150本の明るさ以上がメインランタンとなります。100Wと150CPが大体同じくらいの明るさのようです。
ほかにはルックスという表示を使っているメーカーもあるようです。
この表示を使用しているメーカーのランタンを選ぶ場合、350ルックスが100Wくらいだと覚えておくと良いでしょう。

さて、メインランタンとテーブルランタンのテーブルランタンでは、明るさが100Wから下のものを言います。
明るさの目安としては、ちょうど名前にもあるようにテーブルくらいの広さを明るくするランタンですね。ランタンを持って移動するときにはこのタイプのランタンでちょうど良いかと思います。

メインランタンを離れたところに置いて、近くのテーブルにはテーブルランタンを置けば、虫がテーブルの近くに寄ってこないようにできる賢い使い方もあるようです。メインランタンがとても明るいので、虫たちはテーブルランタンよりも明るいメインランタンに寄っていく習性を利用しているようです。

テーブルランタンと同じような呼ばれ方で「サブランタン」と呼ぶこともあります。
これはメインランタンなどでは少し明るさが足りなかったり届かなかったりするときに設置するランタンですね。
こちらは「サブ」のランタンですから明るさはメインランタンと同等程度かそれよりすこし低い明るさくらい、だいたい100W前後くらいのものでしょう。

■燃焼系の区分

燃焼系で区分しているときの違いは、燃焼させる燃料の違いで分けられています。
ですが現在ではガソリンや灯油とガスとの明るさによる違いがほとんどなくなっているようです。